母の認知症を疑ったとき、何度も受診を勧めるも「私はボケてない!!」を繰り返し、なかなか受診にまで至りませんでした。
やっと受診を決めた際は「ボケてないことを証明してくるわ😤」とけんか腰でしたが、その時には認知症の診断はつかなかったのです。
その後間を置いて再受診し『アルツハイマー型認知症』と診断されました。
そこで今回は実際に経験した診断がつくまでの失敗談などを交え、お伝えしていきます。
ぜひ最後までご覧ください。

母さん、探し物が多いし何度も同じものを買ってきたりで、認知症じゃないか診てもらおうって言うんだけど、きいてくれないんだよ😟

受診を勧める側が受診することの重要性をわかってるかな?
診断してもらった方が良い理由
認知症以外の病気のこともある
病院の検査ではスクリーニングの脳の画像診断をされます。
まず、私が病院勤めで度々驚いたのが、ご家族が認知症を疑って受診されたのに、まったく違う病気だったことでした。
中でも『水頭症』はよくあったように思います。こちらは手術が必要なことがあり、症状が改善して退院されていきます。
また、神経内科へ紹介され治療が続く病気だったこともありました。
認知症も種類がある
認知症にも種類があり、判別するために、さらに専門の画像検査が必要になります。
母の場合はペースメーカーを使っていたため、MRIの検査(SPECT検査も)ができず診断も難しかったと思います。
よく聞くのが一番多い『アルツハイマー型認知症』ですが、『血管性認知症』『レビー小体型認知症』『前頭側頭葉型認知症』ほか色々あり、使う薬も違ってきます。
母の場合は「イクセロンパッチ」という貼薬が、姑には「シロスタゾール」という内服薬がでています。

まずはしっかり診断してもらうことが大事なんだね

治療法もちがってくるからね
早い治療開始で進行を遅らせる
治療薬で認知症の進行を遅らせることができ、進行が軽い段階ほど効果を発揮して健康で穏やかな時間を長く保つことができるのです。

すこし希望がもてるね

御本人にとって一番のメリットになるよ
受診を納得してもらうために
受診が必要かどうかの目安に、「大友式認知症予測テスト」というものがあるので参考になさってみてください。

今はかなり患者さんの尊厳が守られるようになってきましたが、ひと昔前までは認知症に対して「〇〇さんボケたらしいよ」などと、少し馬鹿にするような傾向がありました。
完治はない病気でもあり、認知症と診断されてしまうことに強い抵抗があるのもわかります。

確かに我がこととして考えてみれば恐ろしい話だけど、なんだか喧嘩になっちゃうんだよね

御本人を大切に思っていることを伝えようね
認知症でない病気のことがあることを伝える
認知症でなかったら安心できるし、まったく違う病気のこともあることを伝えましょう。
認知症であれば治療で進行を遅らせることができることを伝える
認知症であっても、薬で認知症の進行を遅らせることができ、しかも早いうちほど効果を発揮して健康で穏やかな時間を長く保つことができることを伝えましょう。
協力者に受診を促してもらう
どうしても説得が難しければ、親戚やかかりつけ医からも受診を促してもらいましょう。
一歩引いた立場の方からの勧めは、客観的な意見として捉えられ効果があったりします。
受診の際に気をつけること

受診前に少し準備していったほうがいいことがあるよ
どこまで日常生活の様子がわかっているか
これが、初回受診したときの失敗です。
母が同居していた弟を困らせているとのことがきっかけだったのですが、受診には同居していない私が同伴したため、家族への聞き取りで十分に状態を伝えきれていなかったのです。
どんなことがどれくらいの頻度であるのか、日常生活の様子をなるべく細かく記録しておくべきでした。
再受診の時は同居していた弟が付き添いました。
ムラや取り繕い
お気づきかもしれませんが、症状は日によってムラがあります。
御本人にとってみれば、ここが認知症かどうか決まる正念場ですから、緊張もし構えて受診に臨んできます。そんな状況がいつになく頭が冴えた状態をつくりだしたりするのです。
母もそうでした。面談での検査は成績がいいし、できることについても猛アピールします。
白鵬の連勝記録が話題となっている時で、母が相撲好きだったことから医師に問われ連勝回数をスラスラ答えてしまいました。私は医師から、「えっと、どうして来たんだっけ?」と聞かれてしまう有り様でした。

そうか普通の病気のときとは患者の側の意識もちょっと違うんだね
かかりつけ医と認知症の専門医
持病があったり治療中の病気があれば、かかりつけの先生にお願いし、紹介状を書いてもらって受診します。普段の身体の状態や内服薬の情報が必要だからです。
また、専門病院への通院が大変な場合は、しばらくして落ち着き、薬の調整があまり必要でない状態になったタイミングでかかりつけ医で診てもらえるようお願いしてみてもよいと思います。
母は、しばらく被害妄想による興奮のコントロールのため薬の調整が必要でした。その後、通院が距離的に大変だったことと、通っていた「認知症医療センター」が精神病院で本人に抵抗感があったためお願いしました。
まとめ
今回は、診断を受けることの重要性と、受診の際に気をつけることをご紹介しました。
★受診してもらうために、認知症でない病気のことがあること、認知症であれば治療で進行を遅らせることができ、治療開始が早いほど効果があって穏やかな時期を長く保つことができることを伝えましょう。
★受診の前に、日常生活の様子をなるべく細かく記録しておきましょう。
★かかりつけ医がいれば相談し、認知症の専門医と連携をとっていただきましょう。
★ムラや取り繕いで最初の受診で診断がつかないこともあるので、その後も様子を見て再受診も検討してみましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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